帝王切開であれば民間の医療保険がおりるというのは広く知られていますが、普通分娩だった場合は保険金が申請できないと諦めていませんか?
普通分娩(自然分娩)でも民間の医療保険が申請できる場合があります!
筆者は胎盤用手剥離という術式で保険を申請しました!
この記事では、
- 普通分娩でも保険がおりるって本当?
- 胎盤用手剝離術で保険申請した結果と金額は?
※この記事は筆者個人の体験をまとめたものです。
筆者がコロナ禍で出産した体験談はこちらにまとめていますので、ぜひ併せてご確認ください!
普通分娩でも保険がおりるって本当?
現在の日本の制度では、普通分娩(自然分娩)は保険適用の対象外です。
そのため、基本的に出産で民間の医療保険を申請することはできません。
しかし、分娩前後に何らかの医療行為が加わり、異常分娩と診断された場合は民間の医療保険がおりる可能性があるのです。
帝王切開は保険がおりるというのは、広く知られていますよね。
異常分娩とは
- 帝王切開
- 吸引分娩や鉗子分娩などの器械分娩
- 早産分娩
- 骨盤位分娩
などが挙げられます。
異常分娩の見分け方は?
帝王切開で出産した場合はわかりやすいですが、経腟分娩の場合は自身が異常分娩だったのかどうかわかりづらいですよね。
筆者は出産時、なかなか胎盤が出なかったため胎盤用手剥離という手術を受けました。
胎盤用手剥離も異常分娩扱いになるようなのですが、とくに病院からの説明はなく、普通分娩だと言われていました。
母子手帳にも普通分娩と記載されています。
自身の出産で医療保険が申請できるのかどうかを見極めるポイントは
・病院から貰う医療報酬診療点数表に保険適用の点数があるかどうか
です。
しかし、保険適用の欄に点数があるからといって100%保険金を受け取れるわけではありませんので注意が必要です。
異常分娩かどうかを判断するのは医療機関で、保険会社は診断書等の提出書類を見て判断します。
医療報酬診療点数表に保険適用の点数があったとしても、医療機関や保険会社の判断によっては保険金を受け取ることができないので注意しましょう。
診断書等の提出書類や判断基準は保険会社や契約状況によって異なるので、自身が加入している保険会社に確認してください!
胎盤用手剝離術で保険申請した結果と金額は?
先ほどでも紹介したように、筆者は後産処置の際に胎盤用手剥離術という処置を受けました。
産後、自分が術式を受けていることには全く気づいておらず、後程病院から貰った領収書と診療報酬点数表を見て手術の欄に点数があり健康保険が適用されていることに気が付きました。
母子手帳には自然分娩と記入されていたので驚きました!
手術に点数があることでもしかしたら医療保険がおりるかも…と考えた筆者は加入していた2つの保険会社に電話で確認してみることに。
C共済の窓口に術式名を伝えると「手術として保険が請求出来る」とのこと。
羊のキャラクターでお馴染みの医療保険の窓口に相談すると「術式名では判断できないので、診断書が必要」とのことでした。
2つの保険会社とも診断書が必要とのことでしたので、病院で診断書を取り寄せ請求書類を送付しました。
結果…
2つの保険とも、手術+入院(全日)保険がおりました!!
金額にすると、合計13万円ほどです。
出産時、出産育児一時金(42万円)では足らず手出し15万円ほど支払いをしていたので、有難い臨時収入になりました。
4泊5日の入院は健康保険ではなく自費でしたので、入院全日分医療保険がおりたのは本当にびっくりしました。
女性向け特約を付けていた保険は支払い金額に上乗せがあったので本当に助かりました。
保険に加入していて良かったです!
胎盤用手剥離で保険はおりる?まとめ
現在の日本では、普通分娩では民間の保険を請求することはできません。
大きな出費なのに…痛いですよね…
しかし、普通分娩だと思っていても実際には異常分娩として扱われている場合があり、民間の医療保険を請求できることがあります。
異常分娩かどうかを見分けるポイントは、診療報酬点数表に保険適用の点数があるかどうか。
保険会社にもよりますが遡って請求できる場合もありますので、一度ご自身の診療点数表や領収証を確認してみてくださいね。
今回は一例として、【胎盤用手剝離術】で保険がおりた筆者の体験談をお伝えしました。
あくまでも筆者の経験であり、胎盤用手剥離術は必ず医療保険がおりるという話ではないので注意してくださいね。